kykさんの<a href=”http://luxla.net/project/mqo”>MQOインポータ</a>がpython2.5で動かないので、ビルドしてみる。
用意したもの:
VC++2008 Express
Python2.5
Boost1.34.1
ICU3.8
GANGuソース。
手順
1、ICUの最新バイナリを適当なディレクトリに配置。
2、VC++2008のコマンドプロンプト起動。
3、boostのアーカイブを展開して配置。
4、bjamをビルドしてboostのルートディレクトリにコピー。
5、boostのソースに以下のパッチを当てる。
http://article.gmane.org/gmane.comp.lib.boost.user/27205/match=vc9
6、以下のコマンドを実行
set PYTHON_ROOT=c:\dev\python25
set PYTHON_VERSION=2.5
bjam -sICU_PATH=c:\dev\icu –toolset=msvc –prefix=c:\dev\boost install
7、GANGuをビルド。ビルドファイルの出力先やリンクライブラリの名前を修正する必要あり。
8、 できたGANGu.dllをGANGu.pydにリネームして%PYTHON_ROOT%\dlls内へ配置。
9、 GANGu同梱のmqo.pyを%BLENDER_ROOT%\.blender\scriptsへ配置。
10、Blenderのimportメニューから「MQO」を実行してインポート。
11、なぜかUVテクスチャの参照がされてないのでUVエディタの画像リストからファイル指定して完了。
終わり。OBJ形式でインポートだと法線が逆になってたりと色々と厄介なので、MQOインポータの利用を推奨します。
ていうか、GANGuのプロジェクトでboostのソース参照してるけど、ひょっとしてこれってboostビルドしなくてもcppソースを参照させておけばGANGuビルドできたのかな・・・。
<img src=”http://www.futuregadget.com/wp-content/mqo.jpg” alt=”メタセコのモデル” /> <img src=”http://www.futuregadget.com/wp-content/bl.jpg” alt=”Blenderにインポートしたモデル” />
左:メタセコ、右:Blender
※このモデルデータは<a href=”http://ww5.et.tiki.ne.jp/~hoshi_k/cypher/”>CypherS TufT</a>さんのデータを利用させていただいています。